推薦者コメント (法務関係の方々)

 ミーナ柴原
 

この場を借りて一言お礼を申し上げます

 
私のことを信頼し、翻訳や通訳を任せて下さって本当に感謝しております。
いろいろな意味で経験を積みながら勉強をさせて頂きました。
これからも、この経験を生かし、更に私のチームと一緒に磨きをかけたいと考えております。
今後ともどうぞ、よろしくお願い致します。

 

 寺田逸郎 様
〔元最高裁判所長官]

     翻訳という作業は,伝えたいとされる相手にうまく伝わるかどうかを十分配慮して進めようとするなら,文章構造の修正や,時には(ユーモアを加えるといったような)表現内容の実質にまで及ばざるを得なくなることがまれではないだろうから,原文を練り上げてきた依頼者であればあるほど,その依頼者との間に緊張を生みかねないことは容易に想像がつく。これが法の領域における翻訳となると,法的表現の厳密さにこだわることを習性とする人たちだけに,これを迎え撃つ緊張は半端ではあるまい。このような緊張を破綻なく越えていくことこそ,実は翻訳作業の実務的要諦であるとすら思える。
   

    日英ともに母国語とするだけでなく,文化への知的で豊かな感性を磨き続けている柴原美奈さんは,二つの文化がともに大事にするgentleな姿勢も生かして,この緊張を丁寧に乗り越え続けている。そこには,その困難さから長年誰もが尻込みしていた「我が国実定法の体系的英訳」というプロジェクトにexpertとして参加し,辞書的集成の編纂といった地道な作業を支えて,その進展に大きな役割を果たしたという経験も大いに役立っているに違いない。
     

    長年の依頼者であり友人である一人として,会社法の翻訳が会社経営者をしていく上で役に立った,などと笑うお茶目な面を隠さない彼女の歩みにかかわっていく人が,これからも増え続けていくことを切に願うのである。

 

但木 敬一 様
[元検事総長]

     かつて法務省はドメスティックな役所だった。そこに俄かに外国法弁護士の受け入れ問題が起き、急激な国際化の波に洗われることになった。そのとき居たのは進駐軍時代の大ベテラン翻訳者ばかり。われわれが求めたのは《ネイティヴ》だった。そうでなければ、公文書も会話も私信も、言語は本当には分からない。同時に《日本人の感覚》も理解できないと困る。この二つを兼ね備えたコミュニケーションに長けている柴原さんを、われわれ法務省は三顧の礼をもって迎えたのである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 

河本 一郎 様
[弁護士]

       私どもは、約20年前から、オランダの出版社、 Kluwer Law Internationalにより出版される、International Encyclopedia of Lawsの中の 日本の会社法の執筆を引き受けてきたが、2006年の会社法の制定により 全面的な書き直しの必要が生じた。 その原稿の翻訳を柴原さんにお願いしたところ、流麗な英語に、 しかも短時間に仕上げてくださった。 それを基にして、川口恭弘教授、紀平貴之弁護士が、 さらに専門的立場から手を入れたものを先方へ送り、約束を果たすことができた。 法の分野において日本から海外への発信の必要が叫ばれる折から、 柴原さんのような方がおられることは、大変心強いことである。
 


 

内田 貴 様
[東京大学名誉教授 / 早稲田大学特命教授・弁護士]

       民法改正に向けて学者グループが改正試案を作ったとき、私的な学者案とはいえ、私は世界に向けて発信しようと考えた。条文案の翻訳というもっとも法律英語の専門性を要するこの仕事を柴原さんは見事にやり遂げてくれた。その後、国際シンポジウムの報告原稿、外国のロージャーナルへの掲載論文と、次々に柴原さんのお世話になった。法律英語の専門性と本質を伝える気品ある表現力、この二つを備えた柴原さんの英語は、日本からの法律分野の発信にとって欠かすこのとのできない知的装備である。
 


 

渡邊 文幸 様
[理論社編集顧問・元共同通信社メディア局編集部次長

       明治末期、鴎外は「時代は、東西両洋の文化を一本ずつの足で踏まえて立っている学者を要求する」と書いた。つまり東洋と西洋両方に《故郷》をもつことの必要性を説いている。これはいまに変わらぬ真理といえよう。この調和的な要素こそ、柴原さんの優れた資質である。「不実な美女か、貞淑な醜女か」といわれる。むろん、不正確だが文章が美しいのがいいのか、美しくはないが正確なのがいいかという翻訳の話だ。それにならえば柴原さんはさしずめ「貞淑な美女」。私が推薦するわけもそこにある。
 

 

マルン・ジャズビッグ 様
[伊藤忠インターナショナル顧問弁護士]

       私が知っている日本人の中で唯一完全なバイリンガルであるのはミーナのみだと感じます。彼女の英語は完璧かつ流暢な英国アクセントが特徴です。あらゆる弁護士事務所、会社、大学等、和訳、英訳を必要とする人たちにおいて、法律分野の翻訳を専門とするミーナが提供する翻訳サービスは非常に素晴らしいと感じるでしょう。英語も日本語もどちらの言語も堪能であるので、法律及びビジネス関係の書類、その他の文書を正確に翻訳することができ、その言語のもつ精密さを保つようにしてくれます。私はプロフェショナルで明るい性格のミーナを「頼りになる」翻訳者として推薦いたします。